2021.06.07更新

歯が抜け落ちたら

転倒したり、ぶつけたりして歯が抜けてしまったことはありますか。
育ち盛りの子供に多く見られます。
では、目の前で子供がこけてしまい、歯が抜け落ちてしまったらどの様に対応するのが正しいのでしょうか。

それを考える前に、抜けた歯なんて再利用できるのと思う方もいるでしょう。
結論から言うと、適切な状態で保存していれば使えますし、間違った方法で保存してしまうと使えないことが多いです。

そもそも歯の根っこの表面には歯根膜というものが存在しています。
抜けた歯を戻して成功するかどうかは、その歯の歯根膜が生きているかどうかにかかっています。
歯が抜け落ちて乾燥状態で放置していると歯根膜は18分以内では約70%の確率で生きているのですが
30分以上経ってしまうと約30%の確率でしか生きていません。
ですので、基本的には乾燥状態で持って来ていただいても歯根膜が死んでしまっていることがほとんどです。

また、生理食塩水につけて保存していると、2時間経過しても約60%の確率で生きています。
一方、水道水につけて保存していると、2時間経過すると約30%の確率でしか生きていません。

では、どの様に保存するのが正しいのでしょうか。
答えは牛乳です。
牛乳につけて保存していると約6時間歯根膜は生きていると言われています。

また、牛乳をすぐに用意出来ない場合には口腔前庭(唇と下の歯の間)に入れておくのも適切な方法です。
唾液により数時間は歯根膜は生きていられます。
しかしこれには注意が必要です。
小さい子供だと飲み込んでしまうリスクがあるのできちんと判断能力があり、飲み込まない事を理解している子供にのみ推奨します。

もし歯が抜け落ちても
ここに書いてあることを守ればもう一度、歯として使える可能性がありますので頭の片隅においていて下さい。

また分からないことがありましたら担当医にお尋ねくださいね。

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